観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

大川ともゆきの「尊厳CITY福岡」構想の柱、教育革命、認識技術の真価について

今日はだいぶん長めです。

が、ぜひともご理解いただきたい内容ですので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

尊厳CITY福岡の構想の中心にある、教育革命。

 

教育によって人がつくられ、その人たちが集まって社会生活を営みます。

その中で世の中のいろんな問題を生み出すのも人、そしてそれを解決しようとするのも人。

 

であるなら、根っこであるそもそもの教育の質によって、人も変わるし、社会生活のあり方も変わる。

そして、生み出される問題も、解決の仕方も全てが変わります。

 

だから、現象的な問題に対しての対症療法的な解決策や政策ではなく、教育革命による根本解決主義を謳っているのが大川さんです。

 

また、産業社会から情報社会に大きく時代が変わる中で、求められる教育も大きく変わってきています。

 

昔、まだ世の中に広く基礎教育自体が行き渡っていなかったときは、社会•経済生活を営む上で必要な教育内容が画一的に行われていました。

 

そこから高校、大学と専門的な高等教育が広がり、日本の大学進学率は、大学全入時代と言われるほどに高くなりました。

 

では、高学歴化が進み、そこにかけるお金も時間も増えて行く中で、それに見合った智恵、見識、人間力、人間関係力を持った人材は増えているのでしょうか。

今までの教育が生み出した人間と人間社会の未来に、明るい希望は広がっているのでしょうか。

 

この問いに、自信を持ってYESと答えられる日本社会ではないことは、恐らく多くの人々が共感するところだと思います。

 

今までの画一的な暗記教育では、思考力やクリエイティビティ、コミュニケーション能力や表現力、社会性•生産性を高めてそれを活かすチームプレイ能力、そして何よりも一人ひとりの唯一無二の存在意義と意思決定能力を最高に尊重し合える「尊厳性」の確立には、全く力が及んでいません。

 

逆に、IT革命によって産業社会から情報社会へと大きく時代のプレートが移行して、さらにスマートフォンの登場を皮切りにスマート社会へと移行している21世紀の現代社会にあって、産業社会の時代の旧い教育は、完全に時代の流れに取り残されつつあります。

 

だからこそ、その教育によって育てられた人と、その人たちが集まって形成されている社会において、問題が噴出するようになってしまっているのです。

 

これは、単に今までの時代の教育を否定しているのではありません。

時代の移り変わりと共に、それ以前の教育はひとつの役割を終えて、その教育の良いところは活かしつつ、プラスα新たな教育が社会に広まる必要がある、時代の変革期というものがあるからです。

 

例えば江戸時代から明治時代に変わった時に、西洋の産業革命をもたらした近代の学術•科学の教育が日本に大量に流入しました。

 

明治の日本では、それは大きな時代の移り変わりの必然として受容され、さらに高い次元へと昇華されていくべき新たな発展要素として、社会全体で共有されるものになっていきました。

 

そして今まさに、その西洋が主導してきた学術•科学を中心に展開されてきた

旧い産業社会の教育に、プラスα新たな教育の発展要素を取り入れる、教育革命が必要な時代に入っているのです。

 

情報社会、スマート社会、そしてその先に大川さんが見据えている尊厳社会において求められる新しい教育の要素や内容については様々な観点から説明することができますが、今日は大きく2つのポイントで整理してみたいと思います。

 

ひとつは、高度情報社会における爆発的な情報知識の増大と、科学技術と情報技術の進化によって、人間の暗記能力や情報処理能力など遥かに及ばない、ロボット革命•クラウドAI(人工知能)が開発されていることです。

 

情報知識の氾濫は、「ただ知っている」に過ぎない人間の暗記知識、暗記教育に対しての価値を、強烈に破壊してしまいました。

 

情報知識をどのように編集し、新たな智恵としてデザインするか、そしてどのように新たに創造性を発揮するかという問題に、暗記知識、暗記教育では有効な対応が出来ていないのです。

社会全体の変化速度が早い中、何をどのように考えたらいいのか分からない状態、そしてアイディアや創造性が枯渇された状態では、生きる活力や挑戦心、未来ビジョンが生まれていきません。

 

結果的に、権力や財力を持っている一部の強者が決めた社会の方向性に個人が埋没し、尊厳性が破壊され、失業したり、心の病に陥ったりしていきます。

 

また、人と人との関係性においても、情報知識が多すぎるためにそれぞれの判断基準が衝突しやすく、信頼できる協力体制を維持、発展させることが非常に難しい状態があります。

相対比較の相手も増え、何かを検索した時のネット上でのマイナス情報に翻弄されるなど、何が正しいのか、誰を信じたらよいのか、どのように生きたらよいのか等、生きる方向性や人間関係が定まりにくくなります。

 

実際、ただでさえ建前文化が強い日本社会の中で、職場や学校での人間関係に悩む人の数は増え続け、うつ、引きこもり、自殺など、日本社会の深刻な病として固定化してしまっていますし、結婚率の低下、離婚率の上昇、離職率の高さや雇用の不安定性、孤独死など、人間関係が根本で生み出す深刻な問題が、どんどん広がっています。

 

一方で、急速に進むロボット革命の中、クラウドAIを搭載したロボットは、クラウド上で他のロボットとの情報共有を一瞬で行うことが可能になり、いうなれば単一意識を悟り、関係性、協力体制の飛躍的な進化を遂げているのです。

 

人間の信頼、協力体制、団結力がどんどん弱体化し、生きる意味、働く意味を喪失しやすくなる中で、経済の論理で見れば人間よりも遥かに優れた産業ロボットや家庭ロボットは、今後増えて行く一方でしょう。

 

先進国日本は、人間という存在の存在意義自体が根底的に問われている、「尊厳の危機」の時代に突入してしまっているのです。

そして、旧来の教育は、この問題を明確に解決しうるだけの代案を提示できていません。

だからこそ、情報社会という時代のパラダイムに合った新しい教育、教育革命が必要なのです。

そして、こういった問題を根本から解決する鍵となるのが、「観点の問題」を解決すること、言い換えれば人間の脳の認識機能を進化させることでです。

 

そこで大川さんは教育革命の柱として認識OSのバージョンアップということを一貫して訴え続けていますが、非常に残念なことに、単なる新しい思想や哲学にも思い込まれがちです。

しかも、名字が大川というだけで、大川ともゆきはどこかの宗教団体の関連かと思い込まれたりもしているようで、そんな風にしか物事を認識できないようにさせている今までの教育に、本当にため息しかでません。

 

尊厳CITY福岡の構想で謳っている認識OSは、これまでの歴史上になかった、認識の次元を進化させる「技術」なのです。

 

このことを、IT革命の発展の歴史に位置づけて考えてみましょう。

 

情報技術は、電気が流れているか流れていないか、オンかオフか、0と1というシンプルな「ひとつの動き」のパターンのバリエーションで構成される、「デジタル空間」という新しい空間領域の活用を生み出しました。

 

大きな時代の転換を生み出した企業と、その代表者を挙げてみましょう。

IBMのトーマス•J•ワトソン•シニア。

マイクロソフトのビル•ゲイツ

そして、アップルのスティーブ•ジョブズの三人です。

 

IBMは電子計算機が開発される数十年前から現代のIT社会につながる技術を開発し、コンピュータ言語を活用して、巨大なコンピュータのハードウェア•電子データ処理装置を実用化させました。

 

次に、マイクロソフトのビル•ゲイツは、パーソナルコンピュータ用オペレーティングシステム(OS)であるWindowsを開発し、一般人や家庭でも手軽にパソコンを購入し、活用できるような、IT社会の革命的変化を全世界にもたらしました。

 

そして、そのパソコンの形態、パソコンの常識を破壊し、情報社会を全く新しい次元へと引き上げたのが、アップルのスティーブ•ジョブズによるiPhoneの発明です。

 

それまで、ディスプレイとキーボードが必ずセットになっていて、必然的に大きさも持ち運びも利便性も限定されていたパソコンに対して、手のひらサイズのデバイスで全世界の情報にアクセスできるという、劇的なスマート革命をもたらしたのです。

 

スマートフォンひとつあれば、大学の図書館が手元にあるようなものです。あらゆる情報データの検索も自由、アプリケーションも自在にカスタマイズでき、地球の裏側の人とも簡単に動画で会話できるようになってしまいました。

 

しかし、そんな20世紀の情報技術のハードウェア、ソフトウェアの進化の歴史をもたらした原理は常に変わらず、0と1のシンプルな「ひとつの動き」のパターンのバリエーションによっています。

 

それが、巨大コンピュータからパーソナルコンピュータ、そしてスマートデバイスへとハードウェアの進化をとげてきたひとつの秘密は、デジタル空間の作動原理であるオペレーティングシステム(OS)の進化にあります。

 

それが、アメリカのIT革命がもたらした情報技術の勝利の秘密であり、手のひらの中で自由自在に作動するOSが、情報社会を牽引する見えない原動力なのです。

 

では、この情報社会のOSの進化、スティーブ•ジョブズがもたらしたスマート革命のOSの進化の次のステップは、どのような革命によって起こるのでしょうか。

 

電子コンピュータから量子コンピュータへの進化も期待されますが、実は量子コンピュータの次元にとどまらず、さらに存在の根源的なレベルでのデジタル革命が起こっているのです。

 

実はそれこそが、大川さんが掲げている教育革命の中心である「認識OS」に他成りません。

 

そもそも量子コンピュータが期待されるのは、電子よりも更にミクロな次元の存在の基本単位である量子の演算速度の方が、電子と比較にならないほどに高速だからです。

 

では、量子の世界の特徴はというと、それは存在と認識の不可分性にあります。

 

超高速の「動き」、不確定な「揺らぎ」に満ちている量子の世界では、安定した「存在」というものが存在していません。

人間の観測行為、いわば認識作用によって、存在の状態が決定されます。

 

量子論の世界観は現代の物理学でも明確に共通了解としての結論が導き出されているわけではなく、研究者によっては物理学と哲学の狭間で、何をどう考えて結論づければよいのか、答えに迷っている人もいます。

 

実際、量子論の創成期を担ったニールス•ボーアを始め、主体と客体の二元の世界で存在を観測する物理学的世界観から、主体と客体は実は分離できない、認識と存在は一体であるという、東洋的な世界観に傾斜する研究者が多く現れました。

 

電子から量子へとミクロの世界に存在の実態を追求して行く中で、「存在が大前提として存在し続けている」という物理学の基本的大前提が揺るがされたのです。

 

そして、昨日のブログでも少し書いた通り、この問題は、現代の多様な分野の学術が明らかにした結果の総合体としても全く矛盾することなく、この現象世界、宇宙森羅万象の実態の、ひとつの論理的帰結を導いています。

 

それは、この宇宙は実在しないということ。

当然、普段私たち人間が思いこんでいる身体の自分という存在も、実在しないということ。

 

簡単に言えば、自分と自分が認識しているこの宇宙は、実は「無い」のです。

 

本来「無い」はずの自分とこの宇宙が、しかし日常的にはどう見ても存在するように見えているし、聞こえている、感じている。

その現象世界を描きだしているのが、実は人間の五感覚の作用、脳の認識機能、認識オペレーティングシステムの作用なのです。

 

本当は「無い」はずの自分と自分が認識しているこの宇宙が、五感覚脳の認識OSによって「有る」ように見えている。

 

そしてまた、素粒子物理学が明らかにしているように、物理的なアプローチから見ても、宇宙を構成する基本素材である素粒子は、出来たり消えたり、生じたり滅したり、という、シンプルな「ひとつの動き」を繰り返しています。

 

実は、その摩訶不思議な「ひとつの動き」のパターンのバリエーションによって、人間が認識している自分とこの宇宙の全ては成り立っているのです。

 

つまり、この宇宙空間のすべては、IT革命をもたらした0と1のデジタルの動きと実は全く同じ作動原理によって立ち上げられている、壮大なる時空間4次元の立体コンピュータ画面のようなものだと言えます。

 

そのようにして、宇宙全体の作動原理を論理とイメージで解明し、この現象世界の成り立ちを理解可能にした新言語を、認識技術のイメージ言語と呼んでいます。

 

電子よりも量子よりもミクロな存在の根源にあって、認識と存在がひとつになった異質な次元の中に隠れていた宇宙全体の作動原理を発見し、今ここの人間の認識の世界に活用することを可能にした技術。

それこそが、大川さんが提唱している認識技術なのです。

 

だから、人間の五感覚の脳の認識の次元ではない世界、存在の次元では決して捉えられない世界を理解、共有、活用可能にした認識技術によって、人間五感覚の脳の認識オペレーティングシステム(OS)をバージョンアップさせ、西洋の学術、科学を越える教育を日本から広げることが出来るのだと言い切っているのです。

 

西洋のIT革命が進んでいくその先にある、シンプルなデジタルの「ひとつの動き」の根源の世界。

そして、西洋の科学理論が最終的な答えとして求めている、宇宙全てを司るシンプルなひとつの法則。

 

そのシンプルなひとつの世界を人間の脳が理解し活用できるようになった認識技術があるからこそ、福岡から、日本から、世界初の教育産業と、それを活用した未来産業による都市ビジョンを提唱しています。

 

この認識技術はまだまだ世の中に浸透していないため、まだしばらくの間は、誤解や不理解をもたらすこともあるかもしれません。

 

しかし、その内容に間違いがなければ、これはIT革命が最後に到達するファイナルステージです。

そして、それは同時に、新たな未来への出発のステージでもあります。

 

認識技術の生みの親は、その基本原理を発見したノ•ジェスですが、この技術が本当に世界に広く認められ、受け入れられる時代が来たときには、トーマス•J•ワトソン•シニア、ビル•ゲイツ、スティーブ•ジョブズの次に名を連ねる可能性も、決して誇張とは言えないのです。

 

西洋の学術•科学を包み越える認識技術。

それが既に生まれていることは、間違いありません。

その認識技術による教育革命、尊厳CITY福岡の構想が、紛れもなく世界の新たな歴史の方向性を告げるものであることが、一人でも多くの人に伝わって行くことを、心から願っています。

 

レポートレベルの文章になりましたが、今日も最後まで読んでいただいて、本当にどうもありがとうございました!