観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

2014年の福岡市長選挙、投票の基準は、一流の政治か、三流の政治か。

福岡市長選挙の14日間の戦いが終わろうとしています。

 

今回私は大川ともゆきさんと尊厳CITY福岡の構想を掲げて一緒に戦いましたが、客観的な観点から、今回の選挙を通して思ったことがひとつあります。

 

それは、日本の政治の質の問題です。

 

あえて一流、三流ではっきり分けて考えてみると、日本の政治や選挙の文化は残念ながら三流の質だと思わざるをえません。

 

三流だと言う理由は、新たなトップリーダーを選ぶ選挙戦においても、ネットで少し調べれば誰でもそれなりに分かるような政策レベルのことにしか意識が向けられないからです。

逆に、政治を志す者が高く掲げるべき、各々の政治哲学や政策ブランドといった独自性ある内容は、ほとんど気にも留められません。

 

表層化している行政の懸案を解決していくのは、当たり前のことです。

なのに、そういう懸案に対してのただの論評やコメントのような、言ってみれば「コメント政治」の政策レベルで留まっているから、三流だと思わざるを得ないのです。

一方で、未来に向けた候補者の独自政策や、誰も出さなかった可能性やビジョンや解決策に関する政策などには、鋭く反応するセンスもありません。

 

言ってみれば、政治文化自体に、深さも、幅の広さも、そして未来を見据える高さも、まったく感じられないのです。

 

新聞やテレビといったメディアも、一生懸命取材や報道をしてくれるその姿勢には心から感謝しますが、失礼ながらただの「コメント政治」の整理表のような報道内容や取材内容では、政治の質が持続的に良くなって行くことはないと思います。

 

候補者がなぜ、どのような政治哲学、理念を謳っているのか。

どんな独自の政策ブランドを持ち、どんなビジョンで、どんな未来像を描いているのか。

 

そこに意識が向かい、有権者もそこを選択基準としてふさわしい代表者を選ぶような政治文化になれば、政治の質を高め続けられる、「一流の政治」になっていくのではないでしょうか。

 

私は、歴史の流れや時代の変化の全体像を洞察して、議論するべきアジェンダ(議題)を提起し、そこから、新たに進むべき方向性やビジョン、政策ブランドを具体的に提案して行くのが、一流の質の政治だと思います。

 

残念ながら、独自の政策論争を公開討論する機会すらない三流の「コメント政治」のまま、昔ながらの政治体質で選挙期間は終わろうとしています。

 

ぜひ、有権者の皆さんには、しっかりと考えて、貴重な一票を投じて頂きたいと思います。

新しいスタイルの、一流の政治への変革に挑戦するのか、

いつまでも何も変わらない、三流の政治をただ続けていくのか。

 

それは、ひとり一人の人生と、これからの時代を生きる人々の未来に直結しているものです。

日本が一流の政治文化へと転換していくきっかけとして、福岡市民の賢明さと良心が集まる選択がなされることを、心深くから願っています。