観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

民主党のマニフェストにあったらいいなと思う、「教育革命」という未来への鍵

各党が衆議院選挙マニフェストを出しています。

 

日本では、政策中心で直接的な公開討論のもとに政治の方向性を議論しあっていく文化がほとんどありません。

 

かくいう私も、政治に直接少し関わるようになる前は、選挙ごとに争点や政策についてしっかり考えることをしていたわけではないので、きっかけ次第だなあという気がしますね。

 

でも、きっかけひとつで政治に対する観点が変わるのなら、たくさんの人が政治に関心を持つようになるのが、やはり理想的だと思います。

 

さて、今日は民主党マニフェストの三本柱の感想です。

アベノミクスから転換するための「民主党経済政策の3本柱」、ということで、今の自民党政権アベノミクスの3本柱の対称性をなしています。

 

とても民主党らしいなあと率直に思うのと同時に、「今こそ、流れを変える時。」という選挙のスローガンと合わせて、路線としては共感するところも大です。

 

アベノミクスについても、評価すべき点はもちろん正当に評価されるべきですが、政治の世界なので、現政権の問題点を極大化して、そこに対しての対案を打ち出す形になりますね。

 

細かいマニフェストまでまだ全部読んでないのですが、とりあえず3本柱は以下の通り。

 

1)過度な異次元の金融緩和とは一線を画す「柔軟な金融政策」

(2)子育ての支援、雇用の安定、老後の安心を実現して可処分所得を増やし消費を拡大する「人への投資」

(3)再生可能エネルギー、医療・介護、農林水産業、中小企業を集中的に開拓し、経済のエンジンを作る「未来につながる成長戦略

 

(1)については妥当な表現で、特にいうことはありません。

私が着目するのは(2)と(3)です。

 

特に、(2)の「人への投資」の具体的内容。

それと、(3)の、経済のエンジンを作る「未来につながる成長戦略」のくだりです。

 

2009年の総選挙のときは、「コンクリートから人へ」というキャッチコピーを使っていましたが、その路線は継承しているということでしょう。

 

背景には、アベノミクスの財政政策である公共事業への積極投資へのアンチテーゼと、そこに集まる「天下り」や「わたり」といった政官癒着の自民党政治構造の革新姿勢があるのだと思います。

 

しかし、官僚の壁を突き崩すのは至難の技で、鳩山政権があえなく失速したのもこの辺の利権がらみのことはかなり影響が大きかったはずです。

 

それはさておき、民主党の政策の中に、私としてはやっぱりひとつの政策ブランドをはっきりと加えて欲しいなあという思いが湧いてきます。

 

それは、「人への投資」と「成長戦略」をつなぐ鍵である、「教育革命」です。

 

「人への投資」はとっても共感します。が、内容次第では、下手をすればただ財政負担が増えるだけの事態にもなりかねないと思います。

 

重要なことは、「人への投資」が、ただ安直な福祉国家的配分政策にとどまらず、その人ひとり一人と日本社会全体にとって、どんな「付加価値の連鎖」を生み出すことが出来るかどうかでしょう。

 

今の公共事業への投資は、未来価値の剰余発生につながる「付加価値の連鎖」を生み出すことが難しい状況にあります。

 

明日は、「人への投資」と、そこに向けた金融政策、財政政策を活かす鍵である「教育革命」について考えてみたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!