観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

アベノミクスの成長戦略に、認識経済があったなら

今日は11月26日のブログの関連です。

民主党のマニフェストにあったらいいなと思う、「教育革命」という未来への鍵 - 観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

 

民主党は、アベノミクス成長戦略に変わる代案として、「人への投資」を全面に押し出しました。

 

「人への投資」は、子育て支援や介護、福祉や雇用支援の充実という側面もあります。

 

しかし、本質的、長期的に見て必要不可欠で、同時に本当に持続可能な成長戦略につなげるためには、人間そのものを開発する画期的な教育に対する投資という意味での「人への投資」が重要だと思います。

 

教育と経済は表裏一体です。

 

経済価値を生み出す創意力に溢れた人材を輩出するためには、人間の可能性を開発していく広い意味での教育が、質•量ともにしっかりと裏付けされていないと不可能です。

 

経済活動の基本三要素は土地、資本、労働ですが、これを経済システムの特徴に当てはめてみると、土地から生み出される実物経済、資本の魔術による金融経済、と考えることができます。

 

土地の可能性、物質の可能性を人間の知恵によって商品化し、流通、販売したものが実物経済の本質です。

 

70年代に世界経済の檜舞台に躍り出たMade in Japanのプライドは、実物経済の可能性を開花させた日本人の勝利でした。

 

当時、後進国日本のモノ商品の、世界市場での爆発的な広がりに勝てなくなった先進欧米諸国の代表であるアメリカは、実物経済から金融経済へ、経済競争のメインステージを一方的に切り替えてしまいました。

 

お金がお金を生み出し、経済の実体要素とのバランスを完全に狂わせて、現代の錬金術、資本の自己増殖的な金融経済の可能性を開花させたのは、グローバル資本家の勝利でした。

 

問題は、実物経済、金融経済とも、未来に大きな希望を開く政策投資対象、成長戦略分野として、今の日本では根本的な限界を迎えていることでしょう。

 

残る経済活動の未開拓の基本要素は、「労働」、すなわち、「人間そのもの」です。

 

これは、単に労働効率をあげるとか、労働者に対する権利•保障を拡充するという話にとどまる話ではありません。

 

「人間そのもの」の可能性を開花させる「人への投資」という新しい経済大陸は、まだまだフロンティアが無限に広がっている世界だと考えるべきだと思います。

 

あらゆる問題を生み出すのは人間であり、あらゆる価値を生み出すのもまた人間です。

 

人間そのものを開発する産業に、国や自治体が本格的に取り組んだなら、まだまだ開発されていない人間の可能性は、新たな経済価値と成長戦略につながる大きな付加価値を生み出していくと思います。

 

11月22日に書いたブログもあるので、ご参考までにこちらも。

経済政策よりも教育革命を謳う衆議院選挙にならないものか - 観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

 

人間そのものに投資する教育革命、未開拓の人間機能そのものをバージョンアップさせることから始まる新しい経済発展システムを、「認識経済」と言います。

 

もしアベノミクス成長戦略の中心に、教育革命、認識経済があったなら、今とはだいぶ違う流れになっていたと思います。

 

また、もし民主党はじめ野党が「人への投資」を謳うとしたら、やはり同じく、教育革命、認識経済の可能性に気づいて欲しいと強く思います。

 

明日は、もう少しこのへんのことを掘り下げてみたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!