観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

2014年衆議院選挙の、比例区政党別得票率から見えるもの

2014年の衆議院選挙は、与党の自民党公明党の圧勝に終わりました。

 

自公あわせて326議席衆議院475議席の三分の二(317議席)を維持しました。

 

選挙は結果がすべてです。そして、多数決の原理によって勝者が決まるので、与党が国民の信任を受けたというのは、ひとつの観点としてはその通りだと思います。

 

選挙結果が出た以上、与党には、日本を良い方向に導いてくれること願うばかりです。

 

今日は、議席数という観点とは別に、比例区の政党別の得票率を整理してみました。

 

選挙には多数の死に票がでます。死に票は最終的な議席数とは無関係なのですが、当然、そこに投じた「民意」があります。

 

比例区は、各政党に投じられた「民意」を計る上では、大切なバロメーターだと思いますので、各政党の数字を見てみましょう。

 

比例11ブロックのうち、北関東は開票率96%、近畿は97%の状態での数字ですが、さほどの差異はないので手元にある新聞の数字で割り出してみました。

%は、総投票数に対して。数字は%の小数点以下二桁で四捨五入しました。

 

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出典:www.city.osaka.lg.jp

 

総投票数 53,331,719票

 

1.自民 17,657,907票 33.1%

 

2.民主 9,775,793票 18.3%

 

3.維新 8,382,034票 15.7%

 

4.公明 7,314,182票 13.8%

 

5.共産 6,063,871票 11.4%

 

6.次世代 1,413,382票 2.7%

 

7.社民 1,314,385票 2.5%

 

8.生活 1,028,633票 1.9%

 

9.幸福 260,091票 0.5%

 

北海道ブロックでの支持なし、104,854票

 

となっています。

比例区の得票率で言えば、自民と公明を足して46.9%です。過半数にも届いていません。

 

衆議院議席数の475に対しての与党326議席は68.6%なので、比例区の数字との比較の上では20%の違いがあります。

 

また、民主党は73議席自民党は291議席ですが、比例区の得票数でみれば、

民主党9,775,793票、自民党は17,657,907票ですから、民主は自民党の半分以上あります。

 

他に、大まかにみても、

維新の党には838万人の民意、

公明党には731万人の民意、

共産党には606万人の民意があります。

 

得票数の少ない他の政党にも、そこに投じたひとり一人の民意があります。

 

とはいえ、やはり選挙は議席数の結果の勝敗が基本ですから、自民、公明が一番大きな民意を受け、議会制民主主義においてその代表者たちが政治をリードするのは当然のことです。

 

ただ、これからの安倍政権の方向性を考えて行く上で、こういった、言うなれば「負けた側の民意」が何を願い、どんな想いをこの国の未来に抱いたのかは、日本の政治の責任を担う代表者であれば、しっかりと見つめていくべきだと思います。

 

特定の政党を支援してくれるための民主主義ではなく、日本国民全体の未来のための民主主義になっていって欲しいと思います。

 

もちろん人の観点は千差万別ですから、様々な民意に配慮しながらも、結果的に最大公約数的なところで政策を押し進めていくことになります。

 

その方向性は私たちひとり一人の暮らしや未来世代の人生に直結するものですから、こういった結果についても、自分ごととして受け止めて考えていく政治文化が広がっていったらいいなと思います。

 

また、政党に投じた民意と、その政党の個別の政策に対する賛否の民意は当然食い違いもでてきますが、それはまた何かの機会に考えてみたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました! 

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