観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

人間そのものを開発する、認識経済のニーズ•レボリューションの時代

一昨日の続きです。

2015年のアベノミクスはどこへ向かうのか - 観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

 

観術の観点からみたときに、経済活動の基本である供給(発信側)と需要(受信側)のバランスの大切さがあります。

 

お金の原理も自然界の原理も実は同じなのですが、「入って出る」、あるいは「引っ張って出す」の繰り返しによって、それが健全な循環であれば、もともとあるものがどんどん剰余発生して行きます。

 

経済でいえば、それが「景気がいい」という経済現象です。

 

逆に、入る方もイマイチ、出す方もイマイチだと、お金の循環が良くありません。

 

お金というエネルギーが元気にたくさん入って、たくさん出て行く循環率がよければ、好景気になります。

 

日本は今、デフレで不景気だと言われます。

 

お金が入る(歳入、収益)のは少なくてイマイチ、お金が出る(歳出、費用)のはいっぱいでイマイチ、あるいは出し渋ってイマイチ、というアンバランスな状態です。

 

シンプルに考えて、お金の循環が悪いのは、商品の循環が悪いこととも直結します。

 

80年代に、Made in Japanに押されて商品の循環が悪くなったアメリカは、商品の循環を無理矢理良くするために、商品(モノやサービス)と乖離したお金だけ循環させようとして、金融商品のバブルをつくり、日本もそれに飲み込まれました。

 

今の日本では、モノが飽和してモノの循環が悪い、おまけに金融商品の過剰な循環は問題を起こす、ということであれば、お金の投資先として新しい対象が必要です。

 

経済活動の基本的な三要素で言えば、土地、資本、労働がありますが、今は、土地から生み出すモノ商品と資本の開発ではなく、労働に象徴される、「人」への投資が必要不可欠な時代に入っていると思います。

 

ただ、「人」への投資といっても、それが単に社会的弱者への分配優先政策や一時しのぎのバラマキ政策に過ぎないのであれば、財政を圧迫していびつな福祉国家に転落するほかなくなります。

 

効果的な分配政策の検討はとても大切なことですが、「人」への投資も、経済活動の基本原理と同様に、剰余価値の発生、付加価値の拡大再生産を生み出せるものである必要があります。

 

その経済循環を起こす鍵は、広義の意味での「教育」、「人づくり」以外にはないだろうと私は思います。

 

「人への投資」とは、その人の可能性と、その人の尊厳性に対する投資にほかなりません。

 

先進国日本に住む現代人のニーズは、表面的にはモノに溢れているように見えても、実はもっとより深い、自己実現、自己完成欲求へと、潜在ニーズが移行していると思います。

 

特に、ロボット化やIT化が進み、科学技術が加速度的に進化する中で、人間の存在価値や人間の雇用を脅かす危険性も多く指摘されている時代です。

 

人間という存在の本質、心のゆとりや平安、人間ならではの心の交流、人間にしかできないクリエイティビティや、「人間らしい」働き方や生き方、等等。

 

人間とは何なのか、なぜ何のために存在し、何のために働き、どこに向かって人生が、社会が進んで行くのか。

 

そういう本質的な問いに答え、人間そのものを開発することができる深いニーズの革命、ニーズ•レボリューションが、静かに、しかし力強く起こっていると私は思います。

 

しかもその新たな人間の可能性と尊厳性の開発は、高度な情報知識社会に有効なものでなければなりません。

 

そういったことを満たすことが出来るニーズは、経済活動における新たな、かつ大きな「需要」なのです。

 

その需要を顕在化させること。

そして、その需要を喚起させながら、その需要の対称性として供給できる商品、産業を活性化させること。

 

その経済領域が動き出すことは、既存の経済活動の輪から抜け出した、メタレベルの経済が循環し始めることを意味しています。

 

その、「新しい道」をしっかりと示し、またその時代的全体像をはっきりと共有するための認識経済のビジョンを、2015年のアベノミクスの動きも踏まえながら、来年、明確に整理して、発信していこうと思います。

 

東京では1月20日に認識経済の全体像も踏まえて、観術教育放送局の説明会もありますので、まずはそこで、日本発の尊厳経済の「新しい道」をお話させていただこうと思います。


KanjutsuTV(観術TV)

 

大きな時代の変革期、ビジョンを持って進めば、こんなにワクワクする時代はありません。

詳細が決まりましたら、またこのブログ上でもご案内させて頂こうと思います。

 

つらつらと思うままに書き連ねた内容ですが、今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!