観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

『みんなの夢がかなうハイパーコネクション都市 −わくわく尊厳シティ−』未収録の第七章《vol.3》

『みんなの夢がかなうハイパーコネクション都市 −わくわく尊厳シティ−』未収録の第七章

《3》人間の宿命的課題

 

「人類史上における幾多の戦争、幾多の革命、幾多の衝突と闘争、幾多の簒奪と支配の中で生まれた悲惨と屈辱は、人間が持つ宿命的な悲劇の輪から解放されえない歴史精神の悲嘆悲涙そのものであった。」

 

 人類史上、素晴らしい人間讃歌の物語は、古今東西で数えきれないほど存在します。しかし反面、数えきれない戦争と革命、衝突と闘争、簒奪と支配が繰り広げられてきたこともまた、紛れもない歴史の事実です。

 

 ひとつのたとえとして、地球の外の宇宙空間に観点を移動させて、そこから地球上で人類という生物種がこれまでずっと歩んできた争いの歴史全体を、早送りで俯瞰してみたと思ってみて下さい。人類史上でずっと終止符を打つことができずに繰り返され続けている同種同士の争いは、どれほど愚かで悲しいことに見えるでしょうか。

 

 そしてまた、地球の中で歴史の当事者として、その争いの状況から何百万年間も自由になれずにいる人類という存在は、どれほど悲惨で屈辱的で残酷な運命におかれているのでしょうか。

 

 この地球文明のあり方は、フランス革命以後、「近代」という名のパンドラの箱が開かれてからほんの数百年の間に、それ以前の長い長い緩やかな変化の歴史とはまるで比較にならないほどに激変しました。

 

 二十世紀は二度の世界大戦を経験し、最悪の大量殺戮兵器である原爆が二度も使用され、億を越える人々の命が、革命の理想と正義の名の下に奪われていきました。それでも、人類の歴史から争いが消えてなくなる平和な未来は、まったく期待することができません。

 

 現象的にみれば、国家や個人の支配欲、所有欲、権力欲、認定欲の膨張や、グローバルエリートによる金融支配や領土•資源の争奪、石油や麻薬の利権等もあり、またそういったことを助長する意識操作といった多様な背景理由があるでしょう。

 

 しかし、人類がその悲劇の輪廻から解放されない根本原因を正しく診断するならば、それは人間が持つ宿命的な悲劇の輪、すなわち、観点と観点の解析という因果論、決定論の相対世界から解放されていないからに他ならないのです。

 

 人間のすべての争いの根本原因は、「観点の問題」にあります。これを解決しないままであれば、人間は必ず、観点が生み出す問題に四苦八苦するように初期設定されてしまっている存在なのです。

 

 自分と他者•他物に境界線を引いて有限化し、部分的な錯覚の存在に名前をつけ、暗記言語による知の不完全性につかまり、判断基準の問題によって、意識の上でも物理的にも条件反射的に自他を責め、攻撃するようになります。

 

「観点の中」では、不信、不安、恐怖、孤独、疎外が蓄積され、自分がどこからどのように、なぜ何のために存在し、どこに向かって行かなければならないのか、明確な答えに出会うこともできません。

 

 観点の次元上昇によって、「観点の問題」という宿命的な悲劇の輪から自由解放され、観点と観点の解析のすべてが完全に消失したとき、人類の歴史を重ねてきた歴史精神の悲嘆悲涙は、ようやく希望へと踏み出すことができるのです。  

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