観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

『みんなの夢がかなうハイパーコネクション都市 −わくわく尊厳シティ−』未収録の第七章《vol.5》

『みんなの夢がかなうハイパーコネクション都市 −わくわく尊厳シティ−』未収録の第七章

《5》 人間の悲惨を越えるために

 

「人類史上、偉大なる先人たちはこの人間の悲惨を越えるべく、生死を賭して高貴なる人間精神を発揚し、義憤をもって時代変革に挑戦し続けた。」

 

人間の歴史は、苦しみと悲劇に満ちています。いま現在も、人間としての尊厳など省みられることがないような国や地域に生きている悲惨な境遇の人々からみれば、現代の日本は歴史的にみても、世界的にみても実に恵まれた、奇跡のように素晴らしい社会なのではないでしょうか。

 

その一方で、成熟しすぎた物質文明社会が生み出すさまざまな問題も生まれており、特に精神の貧困、精神の病はこれからも大きな課題となっていくでしょう。

 

歴史をみれば、人種、民族、国家、宗教、性別、出生、身分、財産、権能などの違いによって踏みにじられ、危機に瀕した人間の尊厳性を回復させるために、命がけで時代に立ち向かった先人たちがたくさんいます。

 

自分が置かれた時代環境、社会環境の中で、悲惨な人間の境遇をただ嘆き、あきらめるのではなく、まさしく生死を賭した変革の意志によって、既存権力に真正面からの勝負を挑んできました。

 

フランス革命においても、人間のあるべき姿、社会のあるべき姿の理想を掲げ、心から純粋に人間の尊厳の回復を願い、魂深くからの叫びをぶつけながら命を散らしていった人々もきっといたでしょう。

 

その鮮烈な人間精神の発揚の原動力は、虐げられ、傷つけられた尊厳性の深い涙の意志からくる、真実の愛ある憤怒とも言えます。

 

観術では、真実のひとつそのものの絶対尊厳を確立して、そこを基準に生きる人間の決断意志の深い品格に対して、「一義」を立てる、という表現をしています。

 

真実からくる人間の「一義」は、現象世界で毀損されている人間の尊厳性に対して真実の愛ある憤怒となり、悲惨なその状態を変革していく現実的な正当性の宣言として、「大義」「正義」を立てるようになるのです。

 

歴史上の多くの先人たちが挑んだ変革の原動力の根源には、人間の尊厳性の回復と再創造の方向に向かう大いなる義憤の意志が、強く作用していたのです。

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みんなの夢がかなうハイパーコネクション都市

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