観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

『みんなの夢がかなうハイパーコネクション都市 −わくわく尊厳シティ−』未収録の第七章《vol.11》

『みんなの夢がかなうハイパーコネクション都市 −わくわく尊厳シティ−』未収録の第七章

《11》未来文明の尊栄の基準点

 

「我々がここに宣言する絶対尊厳は、未来永劫かわることなき久遠の支柱として、自由と愛と平和に満ちた新たなる文明への尊栄の基準点となるものである。」

 

ひとつの宣言が、歴史の大きなターニングポイントになることがあります。フランス人権宣言は、あの時代背景の中で、フランス市民だけではなく、人間の権利、という普遍性を謳った革命であったことがひとつの大きな特色です。

 

「近代」の世界は、フランス革命がひとつの明確な基準点となって、それ以前の世界と比較してとてつもなく大きな変化を遂げたことは間違いありません。 

 

フランス革命において、人間は生まれながらに自由で平等であるという人間観が政治の原理としても明確に宣言され、それが実際の政治運営においても、また経済活動の原理においても、非常に大きな影響を及ぼしました。

 

フランス革命のひとつの背景として、ルネッサンス啓蒙主義による人間観の変革が既に十八世紀のフランス社会にかなり浸透していたことがありますが、変革の順序としては、人間観や世界観、宇宙観といった本質の変化が先にあって、その後で、政治経済観や社会観といった現実な変化へと具体的に進展していった流れがあります。

 

ルネッサンス啓蒙主義思想を契機に人間観が明確に変化し、それが歴史的な政治体制の変革の現場において中心的な理念として宣言されていったのです。

 

人間観の変革は、単に人文学的、思想哲学的な枠の中での話にとどまるものではなく、新しい人間観にふわさしい教育、経済、政治、文化の理想的なあり方を求めて、社会科学、自然科学の多様な領域においても、人間の創造性を刺激し続け、社会に斬新な変化をもたらすことになります。

 

それを踏まえれば、この尊厳宣言で掲げている理念や、その元となっている観術による「現代」の人間観や世界観、宇宙観の本質の変化が明確に確認されたことは、これからの世界のゆくえにとって大きな影響を及ぼすようになっていくでしょう。

 

それがいつ、どういう形で、どういうプロセスで具現化されていくかは予測しきれるものではありませんが、現実的な社会構造の変化までを創っていく意志を持った人たちが、既に日本の各地で生まれつつあります。

 

この流れは時とともに強くなり、「近代」という旧体制を変革していく大きな力になっていくと思います。

 

フランス革命明治維新も、二十代、三十代の若い感性が、未熟を抱えながらも古い時代の矛盾や限界に対して勇気を持って大きく挑んでいったからこそ起こりえたものでした。

 

その目指すところは、人間の自由や愛や平和がより理想的に体現される世界であり、そして人間の尊厳性と可能性が大きく開かれ満たされる世界でした。

 

絶対尊厳という「現代」の人間観を公に表明したこの尊厳宣言が、これからの文明がより美しく栄えていくために永遠に変わることのない尊厳時代の支柱となり、未来文明の基準点として認識されるようになっていくと思います。

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