観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

ISIL VS キリスト教、の対立構造が先鋭化しませんように

エジプトが有志連合に軍事作戦の支援を要請したという報道を受けて、今のISILに対する国際社会の動きが、今後どのような形で展開していくのか、非常に気になります。


エジプト、有志連合に軍事作戦への支援要請 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

エジプトのように、国外で自国民がISILによって殺害され、しかもそれがキリスト教徒であるという事態が他国でも頻発するようになれば、宗教戦争の様相を強く呈してくる可能性があると思います。

 

もちろん中東情勢はもともと宗教問題に端を発していますが、一部報道にあるように、ISILがバチカンすらもテロの標的にしているというようなことが現実の事件として起こったならば、事態は最悪の局面に向かっていくかもしれません。

 

杞憂であればそれに越したことはありませんが、今この瞬間に地球上で起こっている2015年の国際情勢は、歴史上でずっと潜在的に蓄積されてきている問題が、一気に暴発して先鋭化される危険性をはらんでいるように感じます。

 

今年は、特にメディアと政治家は、自制心と冷静な複眼的観点を持った言動が強く求められるようになると思います。

 

そして本来であれば、終わりなき争いと憎しみの連鎖から人類社会が解き放たれるためには、何が究極的な根本問題なのかを明確にし、それを越えて行ける知識、教育、技術、施策が必要です。

 

観術が提唱する「観点の問題」は日常を生きていて自覚することの出来ない不知の病ですが、同時にそれは死に至る病でもあります。

 

良心的なイスラム教徒、キリスト教徒の声なき声をしっかりと汲み取りながら、二つの世界宗教の「観点」の戦争が過激化していかないように、日本は冷静で大きな器の立ち位置を維持し続けていく役割が与えられていると思います。

 

決して、日本がただ有志連合の一部として引きずられて行くような事態にならないことを強く願います。