観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

いま沖縄に注目するべきこと•なし崩し的に進んで行く辺野古への基地移設

中谷防衛相が、米軍の普天間基地辺野古への移設について、夏頃に埋め立てを着手したいと発言したと報じられています。


中谷防衛相「辺野古の埋め立て、夏ごろ着手したい」:朝日新聞デジタル

 

昨年の12月17日のブログにも書きましたが、沖縄での辺野古への基地移設に対する民意は、2014年の各選挙において、明確に「NO」の意志を示しています。

沖縄が2014年の市長選、県知事選、衆議院選で示した「民意」を思う - 観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

 

しかしやはり現安倍政権は、沖縄の民意は意に介さず、なし崩し的に基地移設を進めたい

方針です。

 

沖縄は、日本の敗戦にいたる歴史的な経緯からみても、またいわば戦後の日本の様々な矛盾を肩代わりした内政•外交の観点からみても、そして今からの日本の安全保障の観点からみても、最も大切な地域だと思います。

 

2014年の各選挙において沖縄は、従来の右、左といった紋切り型のイデオロギー的立場を一次元越えて、「オール沖縄」としての意思決定を示したのではないかと思います。

 

このことは、沖縄のみならず本当は日本全体が、「オール日本」の意思決定として選択するべきこれからの方向性について、問題提起をしているのではないでしょうか。

 

沖縄と日本をめぐる、対米関係、対中関係、対韓関係、対IS関係…。

 

2015年•戦後70年の日本外交の舵取りは、一歩間違えば一気に危険水域に吸い込まれて行きかねない危うさをはらんでいます。

 

特に、ISにからんだ中東情勢にどう日本が踏み込んで行くかという点については、アメリカが意図しているであろう軍事路線を考慮してみれば、もはや対岸の火事ではすまされない状況も想定しなければなりません。

 

ISについては、安倍総理のいわゆる「カイロ演説」が、日本人人質殺害につながる決め手となった、との観点も、各方面から聞こえてきます。


日刊ゲンダイ|後藤さん解放交渉「真相」知る男も断言…原因は安倍首相演説

 

日本をどこにもっていくのか、20世紀後半の旧態依然とした改憲護憲の議論の枠には既に収まらない状況が生まれてきていますが、新たな日本外交の方向性についての真剣な議論が、これから強く求められてくるのではないでしょうか。

 

今度の公開講座では、そのあたりのことも少し触れてみたいなと思います。

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自由民主主義の限界、そしてそれを包み越える、尊厳民主主義が育っていかなければいけない時代です。

3月15日はHITOTSU学公開講座「フランス革命と尊厳民主主義」シリーズ最終回 - 観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-