観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

2015年、日本が直面する「戦後レジーム」の障壁群

第一次安倍政権のとき、安倍総理所信表明演説で「戦後レジームからの脱却」を謳いました。

 

第三次安倍内閣となった現在は、「戦後レジーム」という表現自体をほとんど使わなくなっていると思いますが、日本を取り巻く状況はなお厳しさを増しています。

 

日本が直面する課題として私が思いつくまま大きく見渡して列挙してみると、

 

1、戦後70年という節目を迎えての、日本の安全保障に関連する集団的自衛権憲法改正の問題

 

2、戦後70年という節目を迎えて、「侵略国」「敗戦国」という立場として向き合わざるをえない中国、韓国との外交関係

 

3、IS(イスラム国)という、西洋近代の国際秩序の枠組みを越えた異質な集団に対しての日本の立ち位置とアメリカや有志連合との距離の取り方

 

4、沖縄の普天間基地辺野古への移設問題と対米関係のポジショニング

 

5、TPP交渉を中心としたアメリカ主導の経済政策との関わり方

 

6、異次元金融緩和と増税延期の路線上で進むアベノミクスの成否

 

7、エネルギー戦略をめぐる世界の駆け引きとも関係する原発再稼働の問題

 

8、円安株高の背後で進む格差拡大と、大企業や資本家だけではない地方の活性化

 

少し時代状況的な特徴といったところまで範囲を広げるならば、

 

9、ロボット革命が急加速する時代の中での、未来を見据えた「人間教育の軸」の方向性

 

10、科学技術と資本主義的価値観の進歩がもたらした現代文明を俯瞰して、「西洋近代」をどう超克するかという課題

 

教育、経済、政治、外交、軍事、文明…。

 

敗戦後70年の時をかけて構築してきた「戦後レジーム」の障壁群を乗り越えて行くことは、並大抵の課題ではありません。

 

しかもそれが、例えば次の70年を見据えて、本当に日本と世界が尊厳と矜持をもって進むべき道になるためには、考えなければならない必要な要素が数限りなくあります。

 

それでも、この時代に日本に生まれた以上、私たちは考え続けていかなければいけません。

 

明日からのワクワク観術セミナーでは、今の時代を生きる一人の人間として、そんな時代的な課題も参加者の皆さんと共有してみたいと思います。

 

《お知らせ》2015年からワクワク観術セミナーのリニューアルバージョンを担当します! - 観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)