昨日8月15日、韓国•テグと日本•福岡で、私の仲間たちがフリーハグを行いました。
昨今さかんに騒がれる嫌韓、反日の風潮や、安倍談話をめぐっての政治やメディア、はたまたネット上での民族主義、民族差別的書き込みもなんのその、日韓両国において、フリーハグは大成功!!
日韓VISION同盟を共につくってきた仲間たちでもあり、また4月には韓国•テグで、そして11月には日本の福岡で開催予定の日韓交流フェスティバル「ヌリッショ」のメンバーたちでもあります。
「ヌリッショ」の東京実行委員長の原田さんのブログでも昨日の様子が紹介されていますのでコチラもどうぞ。
特に韓国では8月15日といえば、一般的には「史上最悪の日帝の植民地支配から独立を回復した、民族の誇り、光復の日」と認識されていて、いわゆる反日のシンボル的な意味あいを持つ日です。
そんな日に、韓国有数の都市で最も人通りが多い場所で、日韓仲良くしましょう、なんて日本人がフリーハグに行って大丈夫なのか?
そんな心配の声をくださった方もありますが。
にもかかわらず、90分程度のフリーハグで、なんと635名の韓国人が、日本人とフリーハグ!
ざっくりとした平均で言えば、なんと一分間で7人です。これは両国関係の表層的な現状からみたら、ほんとに驚異的なペース。
日韓で、「今ここからひとつになろう」という思いで取り組んだ今回のフリーハグ。
こちらは日本の福岡にて。韓国の民族衣装の紅白が美しく映えています。
福岡の方でも大盛況だったようで、政治やメディア、ネットの情報だけに惑わされない健全な判断力と精神性を持った日韓の民間の意思は充分に可能性があることに、大きな希望をもらいました。
日本人にせよ韓国人にせよ、生まれたときから「嫌韓!反日!」という人間など一人もいません。
いつの間にか、教科書、テレビ、新聞、先生、親、友人、ネット、本、雑誌…。の影響などなどで、どんどんお互いに対する「韓国は(日本は)、×だ、悪だ、嫌いだ」といった「観点、判断基準」が、脳の中に形成されていきます。
その観点からお互いをジャッジし衝突しあう、出口の見えない「歴史認識」の問題。
「未来志向」を口にしながら、過去の鎖を切ることができず、あるいは本気で切ろうともしない問題。
人と人の交流、国と国の交流の根っこにある、人間共通の脳の認識機能の「観点の問題」。
これがきれいさっぱりゼロ化された日韓新世代は、未来ビジョンに向かって既に動き出しています。
お互いの不完全や反省点にフォーカスすれば、もちろんそれは沢山観えてきますし、それはそれで無視してはいけない大切なこと。
しかし、それも充分に理解しつつも、それをより大きな心で包み込み、韓国の尊厳、日本の尊厳、そして人間の尊厳を基準点に、本物の和解と融合、発展に向かう尊厳主義の道。
未来は今ここに、既に成功しています。
あとはこの希望の種を、大きく美しく成長させていくだけ。
戦後70年、ひとつの時代が終わり、間違いなく、新しい時代が動き始めています。