観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

同質性の国•日本に必要な異質性、多様性のこと

以前緒方貞子さんが日本を称して、「繁栄の孤島」と言っていたのを耳にしたことがあります。

 

しかしこのままずっと「繁栄の孤島」を維持できるとも思えず、長期的には「没落の孤島」になりかねない可能性も考えてしまいます。

 

アメリカは国力が衰退してきたと言われても、軍事力、経済力、学術的競争力、文化的影響力、イノベーション産業の波及力など、依然として圧倒的なポジションにあります。

 

なんでこんなにアメリカは強いんだろうと思わざるをえません。

f:id:ikr0817:20151024032354j:plain

いろんな要因の中で、国全体として観たときに思う本質的な強みのひとつは、やはり多様性にあるのだろうと感じます。

 

多民族、他宗教、多人種、他言語…。

 

多様性、異質性を土台に交流することは様々な摩擦やストレスも生み出しますが、大きく受容することで、同時に強烈なエネルギやーインスピレーション、イノベーションにもつながりやすいのでしょう。

 

対して日本は、

だいたい同じ民族、

だいたいベースは神道的、仏教的感覚

同じ人種

言語は日本語オンリー

 

という、まったくもって対称的な状況です。

 

これは社会の高い信頼性や安心感、団結力にもつながりやすいと思いますが、なあなあ、まあまあ、という関係性で、異質性を活かしきれなくなりがちでしょう。

 

これは、超高度情報社会における革進速度や、グローバル競争という時代的条件からみたら、かなりの不利的要因だと思います。

 

今の日本は戦後の先人たちの遺産で「繁栄の孤島」たりえていますが、新興国の勃興が著しい今、いつまでこの状況に甘えていられるか保証はありません。

 

グローバリズムは問題だ、というのは確かにある意味その通りで、強者のルール•メイキングによるアメリカン•グローバリズムに呑み込まれるのは私も賛成しません。

 

しかしアメリカはじめ多くの国が、その多様性ゆえに生み出される多くの問題に対処してきた莫大な努力や、それを強みに活かしている意思は、真摯に受け止めるべきだと感じています。

 

同質性の国•日本が、いまからアメリカのような多様性を国内に抱える可能性も必要性もないと思いますが、強烈な異質性を外から取り入れない限りは、日本の革進と成長はむつかしいと思います。

 

日本の中心軸を守り、強めつつ、日本国内だけでは生まれてこない多様性を創造し拡張すること。

 

個人でも大学でも企業でも国家レベルでも、それができるパートナーや関係性が必須になってくると思います。

 

私はいま日韓VISION同盟という活動の日本代表をしていますが、その意義を改めて考え直した次第です。

それはまた別の機会に。 

blog.kanjutsu.net

blog.kanjutsu.net