観術総合研究所 - 代表・内海昭徳(うつみあきのり)-

ひとり一人の尊厳性と可能性が花開く、尊厳社会へ

バランス外交時代

 国際政治の言葉で、バランス・オブ・パワー、ということがよく使われます。

 

この概念をどう解釈するか、その時々の世界情勢にどう当てはめるか、ということは、ケースバイケースです。

 

2017年からの日本外交にとっては、この、バランス・オブ・パワー、ということの意識づけは、より切実に必要とされてくると思います。

f:id:ikr0817:20170109110803j:plain

影響力を内向きに縮小させていくアメリカ。

かつてないほど関係性が好転する可能性のあるアメリカとロシア。

そのロシアと、相互の国益ベースで良好な信頼関係を築きたい日本。

 

かたや中国と、特に経済的に密接な関係性で結ばれているロシア。

その中国とは、尖閣南沙諸島問題を抱え、米中関係の動向も注視しながら距離感を模索する日本。

一方、核戦力の開発を着実に進めつつある北朝鮮

 

北の核と中国の核を含めた軍事力に、対応措置を進めるアメリカ。

そのアメリカと一体化して、ミサイル防衛を進める韓国。

その韓国とは慰安婦問題が再燃しつつも、軍事的には協力体制が必要な日本。

 

日韓外交が安定しない背景にあるであろう、北の内部工作。

日本、韓国、アメリカの軍事的協力が進むほど、硬化していく対北、対中国外交。

それに追随するだけではなく、自立的な意思決定能力が必要になっていく日本。

 

そして中東、ISやトルコがらみの政治工作や、紛争ビジネス、傭兵ビジネスも洞察していかなければ、アメリカの奥の院の謀略外交に巻き込まれる懸念もある日本。

 

世界は混沌として、国家、民族ごとの思惑と利害が錯綜しています。

 

近代において、欧米が主導した国際秩序の結果が今。

それに変わる、理想的な調和の新秩序をどう構築していけるのか。

 

現実的には道は遠いものの、ひとつずつ道を描き、示し、一歩ずつ歩いていくほかありません。

 

その新たな中心理念。

 

「尊厳」の時代。

 

力の秩序のバランス・オブ・パワーから、深いヒューマニティを土台とした尊厳外交の新秩序を主導できる日本へと転換すること。

 

すでに「戦後」は終わり、新たな日本の青写真への議論が必要な、2017年。

自分の中でも、そのための新たな取り組みに着手していきたいと思います。

blog.kanjutsu.net

blog.kanjutsu.net